トヨタ自動車は27日、インドのトヨタ車の製造・販売子会社であるトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)が、生産能力を現在の年間15万台から、2012年前半には21万台に増強すると発表した。
投資額は、約49億円で、新車需要の拡大が見込まれるインド市場で新車の供給体制を強化する。
TKMの工場の現在の生産能力は、第1工場が8万台、第2工場が7万台の計15万台。今回生産能力を第1工場を9万台、第2工場12万台に引き上げ計21万台とする。
同社では、昨年12月に発表した『エティオス(セダン)』が多くのインドの顧客に受け入れられていることや、他モデルの販売も好調であることから、生産能力を拡大するとしている。
また同日、エティオス(セダン)に続いて、ハッチバック車の『エティオス・リーバ』を発表した。新型車もセダンと同様、インド向けに新開発したモデルで、ラインナップを拡充する。
エティオス・リーバは、スポーティーなデザイン、広い室内と豊富な収納スペース、クラストップの低燃費、荒れた路面でも柔らかい乗心地など、高い商品性を目指した。
また、セダンとともに、輸出も計画している。