サーブ、従業員に賃金支払いへ…中国企業から新たな受注獲得

自動車 ビジネス 企業動向
サーブ・トロールハッタン工場
サーブ・トロールハッタン工場 全 1 枚 拡大写真

短期的な資金繰り悪化により23日、従業員への賃金未払い状態に陥ったサーブ。同社が、賃金支払いに漕ぎ着けた。

これは27日、サーブの親会社、スウェディッシュオートモービル(旧スパイカーカーズ)が発表したもの。それによると、中国企業(社名は未公表)から新たにサーブ車582台、総額1300万ユーロ(約15億円)の受注を獲得。この入金は6月中に完了する見通しで、従業員への賃金支払いに充てられるという。

しかし、この15億円だけではサーブの経営を安定させるのは無理。現在、サーブのスウェーデン・トロールハッタン工場では、一部サプライヤーへの代金未払いにより部品調達が滞り、生産ラインが停止している。これを解消するには、さらなる資金が必要だ。

サーブとスウェディッシュオートモービルのビクター・ミュラーCEOは、「今回の中国企業との受注契約は喜ばしい限り。我々は引き続き、複数のパートナーと資金調達に向けて協議を続ける」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る