ダイハツ工業が発表した5月の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同月比10.0%減の6万9431台と落ち込んだ。東日本大震災の影響で部品供給網が被害を受けて国内生産を減産したため。
国内生産は同14.8%減の4万1893台と8か月連続マイナスだった。海外生産は同1.6%減の2万7538台となった。
震災の影響でインドネシア、マレーシアで残業・休出なしの定時稼働を継続したため、2か月連続で前年同月を下回った。
国内販売は同26.3%減の3万2482台と8か月連続でマイナスとなった。震災に伴う生産減少で新車の供給が遅れているため。ダイハツの軽自動車シェアは前年同月と比べて0.1ポイントマイナスの34.0%だった。
輸出は欧州向けを中心に全地域で減少し、同72.5%減の750台にとどまった。