トヨタ自動車は29日、『ハリアーハイブリッド』『クルーガーハイブリッド』2車種の電気装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年1月31日~06年8月7日に製作された1万1164台。
ハイブリッドシステムの電力変換器(DC-ACインバータ)制御基盤のハンダ付けが不十分なため、高負荷走行時の大電流による発熱により基盤上の素子が損傷し、高電圧系統の電流が制御系回路に流れて電源回路のヒューズが切れ、走行中にハイブリッドシステムが突然停止して走行不能となるおそれがある。
全車両、電力変換器の製造番号を確認し、該当するものは基盤の良品が組み込まれたモジュールと交換する。
不具合発生件数は98件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。