「伸びる子ども、その教育と親の関わり」講演レポート公開

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「伸びる子ども、その教育と親の関わり」講演レポート公開 教育講演会レポート
「伸びる子ども、その教育と親の関わり」講演レポート公開 教育講演会レポート 全 6 枚 拡大写真

 ワオ・コーポレーションでは、6月5日に全国で開催した「全国縦断WAOの教育講演会」の様子をまとめたレポート記事を公開している。

 保護者とともに「子どもたちの未来と教育」を考えることを目的に、同社では全国各地で教育講演会を定期的に実施している。今回は「伸びる子ども、その教育と親の関わり」をテーマに、6月5日に北海道から沖縄まで全国28カ所において開催された。

 栃木会場では、Saita Coordination代表の江藤真規氏による「勉強ができる子の育て方」と題した講演が行われた。江藤氏は自身の娘2人を東京大学へ現役合格させた経験を持ち、子育ての経験をもとに教育コーチングオフィスSaita Coordinationを設立。子ども教育に関する数々の著作を発表している。

 講演では、子どもの中学受験を通じて実感した「コミュニケーションの大切さ」から、子どもの教育方法としてのコーチングに興味をもち、その実践を通じて子どもたちを東大へ導いた経験が語られた。大切なのは、子どもに「勉強をさせること」ではなく、「いかに楽しんでもらうか」「子どもをやる気にさせるか」だという。そのために必要なやる気の要素は「自信」「目標」「安心」であり、この3つの要素を培うためにコーチングスキルが非常に役に立つのだという。

 また、やらされる勉強はいずれ役に立たなくなり、大切なのは子どもが自ら考え、表現できるようになること。そのため家庭学習における「会話」の大切さを訴え、子どものやる気を引き出すための技術「コーチングの会話をするための3大スキル」について解説している。

 仙台会場では、教育評論家の親野智可等氏による「子どもの人間力と学力が上がるとっておきの方法とは?」と題した講演が行われた。教師としての経験を子育てに役立ててほしいと発行したメールマガジン「親力で決まる子供の将来」が評判を呼び、教育評論家として著作や講演活動を精力的に行う親野氏は、人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知らていれる。

 講演で同氏は、子どもを褒めることの大切さを強調した。日常的に叱られつづけた子どもたちは自分に自信がもてなくなり、自己否定を始めるのだという。子どもの性格をけなす「人格否定」はメガトンパンチに相当し、日常的な小言でさえ「物事否定」としてジャブのように子どもにダメージを与えるのだという。何気なく発する一言が子どもを傷つけてしまうことに警鐘を鳴らし、「私はできる、私は頑張れるという自己イメージを育てるようにしていってほしい」と訴えている。

 また勉強をさせようとして知らず知らずのうちに子どもを勉強嫌いにさせてしまっている言動に触れ、まずは何でもいいから褒めること。勉強をすると誉められるという子どもの思考回路を形成することが大切だとしている。そして「子どもの性質は親の責任ではない。気持ちをラクにして、できることをやる。結果を望まない。肩の力を抜いてできることを楽しみながらやってください。」と保護者へアドバイスを送っている。

 なおホームページでは今回の岸英光氏、今村暁氏、所正治氏の講演のほか、過去に開催された講演もあわせ、レポート記事として公開されている。

《田崎 恭子》

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