てんかん発作での事故、被告が起訴事実を認める

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今年5月、広島県福山市内で軽乗用車を運転中にてんかん発作の症状を起こし、集団登校中の小学生に突っ込み、4人を負傷させたとして、自動車運転過失傷害罪に問われた38歳の男に対する初公判が1日、広島地裁福山支部で開かれた。

問題の事故は2011年5月10日午前7時ごろ発生している。福山市藤江町付近の県道を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側の歩道に乗り上げ、集団登校中の小学生へ突っ込んだ。この事故で児童1人が重傷、3人が軽傷を負った。

警察はクルマを運転していた同市内に在住する38歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。当初、男は「ボーッとしていた」などと供述していたが、その後の調べでてんかん発作の症状があることが判明。同罪で起訴されている。

1日に行われた初公判で被告の男は起訴事実を認めた。その後の冒頭陳述で、検察側は被告がこれまでに少なくとも2回、てんかん発作が原因とみられる事故を起こしていたことや、医師から運転を止められていたことを指摘した。

《石田真一》

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