岩手県八幡平市で地熱発電を検討

自動車 ビジネス 企業動向

岩手県八幡平市、日本重化学工業、地熱エンジニアリング、JFEエンジニアリングは、岩手県八幡平市八幡平御在所地域で地熱発電の事業化に向けた検討で合意した。

同地域は、全国でも有数の地熱地帯だ。4者はこれまで、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受け、同地域の地熱開発促進の調査を行ない、最大で20~50MW相当の地熱資源の腑存を想定した。

資源としてのポテンシャルの高さから地熱発電可能と判断し、今後、具体的に事業化の検討を進めるとともに、関係諸官庁と許認可の取得などについて協議する。

八幡平市は、再生可能エネルギーの実用性を探り、二酸化炭素排出量削減などの地球温暖化対策に取り組んでいる。日本重化学と同社グループ会社の地熱エンジニアリングは、日本初の松川地熱発電所を立ち上げるなど、地熱発電のパイオニアで、地熱探査や掘削、分析、蒸気生産管理などの資源開発で国内トップクラスの技術力を持つ。

JFEエンジニアリングは、地熱発電分野で全国18か所の発電所のうち、9か所で蒸気設備を建設しており、昨年度にはバイナリー発電システムも商用化した。今後は発電事業への参入も視野に入れている。

4者は早期に検討を進め、2015年には出力7000kW級の発電設備による送電開始を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る