運転者に無謀なスケジュール指示、運送会社を捜索

自動車 社会 社会

兵庫県警は8日、雇用するトラック運転者に対して速度違反を暗に指示したり、容認していた可能性が高いとして、兵庫県と大阪府、鳥取県にある運送会社4社について、道路交通法違反(速度違反下命・同容認)容疑で捜索を実施した。

兵庫県警・交通捜査課によると、道交法違反容疑で捜索対象となったのは、兵庫県神戸市長田区、大阪府東大阪市と枚方市、鳥取県米子市にある運送会社4社。この4社の運行管理者は速度超過違反を行わないと到達できないスケジュールを指示したり、運転者の速度超過を容認していた疑いがもたれている。

4社に勤務するトラック運転者は2010年8月から2011年5月までの間、神戸市内の阪神高速道路などで速度超過違反を行ったとして相次いで摘発。調べに対して「会社から無茶なスケジュールを指示され、これを厳守するためにやった」、「高速代は支払わない、一般道を使って行けと指示されたが、高速を使っても間に合わないものだった」などと供述。会社の指示が明らかになった。

警察では運行管理者による過度な指示が速度超過違反を助長した可能性が高いとみて、運行記録などを押収。これを分析して実態の解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  2. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  3. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  4. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る