ボルボ、EV向けレンジエクステンダーを開発

エコカー EV
直列方式レンジ・エクステンダー
直列方式レンジ・エクステンダー 全 6 枚 拡大写真

ボルボは、EV戦略における次のステップとして、複数種類の電気自動車向けレンジ・エクステンダーを搭載するテストカーを製作。2012年の第1四半期からテストを開始すると発表した。

ボルボが製作するテストカーは3モデル。前輪を駆動する電気走行を補完するため、3気筒のガソリンエンジンを装備。レンジ・エクステンダーを搭載することにより、走行距離をさらに1000km伸ばすことができるとしている。

また、3モデルともブレーキ・エネルギー回生システムを採用し、ガソリンとエタノールの両方で走行が可能となっている。

3モデルのうち、2つは『C30エレクトリック』をベースに開発したもので、1つは、直列方式のレンジ・エクステンダーを搭載。ガソリンエンジンを40kWのジェネレーターと繋げ、111psの電気モーターを稼働させるのに使用する。

もう一方は、並列方式のレンジ・エクステンダーを採用。ターボ付190psのエンジンに6速ATを組み合わせ、後輪を駆動。40kWのジェネレーターから電池を充電することも可能としている。

さらに、並列方式のレンジ・エクステンダーを搭載した『V60』ベースのテストカーも製作。ガソリンエンジンからのパワーで前輪を駆動させ、必要に応じて電池パックをリチャージする。また、50km/hまでは常に電力だけで走行するという。

ボルボは、この3つのプロジェクトにより、レンジ・エクステンダーのあらゆる可能性を試し、快適さや実用性、ドライビングプレジャーなど、ユーザーの要望をスポイルすることなく、極限までCO2を削減した車を作ることを目指すとしている。

《仙田孝治@DAYS》

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