富士通と日通、アジアでのCO2削減プロジェクトを実施

自動車 ビジネス 企業動向
富士通と日通、アジアでのCO2削減プロジェクトを実施
富士通と日通、アジアでのCO2削減プロジェクトを実施 全 1 枚 拡大写真

富士通は、日本通運と共同で公募提案していたCO2削減プロジェクトが、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「平成23年度地球温暖化対策技術普及等推進事業」第1回公募事業として採択されたことを発表した。

NEDOによるこの事業は、日本が持つ優れた低炭素技術・製品によって削減できる温室効果ガス排出量を、二国間・多国間の取引を通じ、日本の排出削減量として換算する新たな仕組みの構築を目指すもの。

具体的には、アジア域内で運行するトラックが排出するCO2を対象とし、車載端末、クラウドコンピューティングを活用した運行管理システムを導入することによって、削減されるCO2排出量を算定。クレジット化する仕組みの実効性を調査する。

今回のプロジェクトでは、富士通がクラウドコンピューティング技術を活用。日本通運のトラックに搭載された車載端末からの走行距離および使用燃料データなどの収集、CO2削減効果の算出・分析を可能にするMRV対応クラウドアプリケーションの開発、およびテストフィールドであるアジア域内における日通現地法人向けの車載端末を提供する。

また日通は、国内で行っている安全エコドライブ指導を海外でも同様に実践することにより、CO2排出量の大幅削減と輸送品質の向上を目指す。

両社は、将来的な普及に向けた制度設計および、制度構築に向けたロードマップの作成も合わせて実施する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る