インドのタタモーターズは15日、6月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万9846台。前年同月比は1%減と、マイナスに転じた。
販売不振の要因は、乗用車。乗用車の6月世界販売台数は、前年同月比12%減の4万4561台。インド国内では、超低価格車の『ナノ』が5451台を売り上げたものの、前年同月比は5月の84%増から6月は29%減へ急減速。従来好調だった『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズも、4%減の3472台と後退した。
また、傘下のジャガー&ランドローバーの6月世界販売は、前年同月比1%増の2万0358台とプラスを維持。その内訳は、ランドローバーが22%増の1万6320台と、引き続き好調。一方、ジャガーは40%減の4038台と大幅減となった。
商用車の6月世界販売は、4万5285台。前年同月比13%増と、2桁の伸びを維持している。