2009年4月、クライスラーグループと資本提携を結んだフィアット。そのフィアットが、クライスラーグループの経営権を完全に掌握した。
これは21日、米国とカナダの両政府と、フィアットが発表したもの。クライスラーグループの全株式のうち、米国政府が保有していた6%分とカナダ政府が保有していた1.5%分、合計7.5%分が、フィアットに売却されたことが明らかにされたのだ。
これで、フィアットはクライスラーグループ全株式の53.5%を握ることに。フィアットは、「年内にクライスラーグループに対する持ち株比率を58.5%まで高める」とコメントしている。