メルセデスベンツ AMG、自然吸気5.5リットルV8開発…30%燃費向上

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メルセデスベンツSLK55AMG新型に搭載予定の新開発5.5リットルV型8気筒自然吸気エンジン
メルセデスベンツSLK55AMG新型に搭載予定の新開発5.5リットルV型8気筒自然吸気エンジン 全 6 枚 拡大写真

メルセデスベンツの高性能車、AMG。そのAMGが21日、新型エンジンを発表した。

2010年にAMGは、新世代ユニットとして「M157型」直噴5.5リットルV型8気筒ツインターボを開発。従来の自然吸気6.2リットルV8を置き換える形で、『S63AMG』や『CL63AMG』、『CLS63AMG』、『E63AMG』に搭載している。

今回AMGが発表したのは、ツインターボを取り外した自然吸気版の「M152型」。5461ccの排気量を持つ直噴V型8気筒ガソリンユニットは、M157型に対してシリンダーヘッド、インテークエアダクトなどを新設計。バルブ駆動システムやオイル供給システム、クランクケースも変更された。

その結果、最大出力422ps/6800rpm、最大トルク55.1kgm/4500rpmを獲得。ツインターボ版のE63AMGの最大出力518ps/5250-5750rpm、最大トルク71.4kgm/1700-5000rpmには及ばないが、自然吸気としてはトップクラスの出力を発揮する。

アイドリングストップなど、環境対策も徹底。欧州複合モード燃費は11.76km/リットル、CO2排出量は199g/kmだ。AMGによると、旧5.5リットルV8(先代『SLK55AMG』に搭載)比で、燃費は約30%改善しているという。

このエンジンは新型『SLK』のトップグレード、SLK55AMGに搭載され、9月のフランクフルトモーターショーでデビューを飾る見込みだ。

《森脇稔》

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