【日産アセアン中期計画】販売台数を5年で3倍に…50万台
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計画は、2010年度に15万台だった販売台数を2016年度までにその3倍以上となる50万台に引き上げ、市場占有率も2010年度の6%から15%に引き上げる目標を掲げた。
これらの目標達成へ向けた成長戦略として、期間中には10車種以上の新車を投入するとともに、競争力確保のため、政府機関とも緊密に連携していく。
計画の対象となる地域は、主にタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンおよびベトナムの5ヵ国。
日産の新中期経営計画「日産パワー88」では、2016年度末までにグローバル市場占有率を8%に伸ばすと同時に、売上高営業利益率を同経営計画期間中のなるべく早い時期に8%に引き上げ、その後これを維持していくことを目標としている。今回のアセアン地域の新中期経営計画は、日産パワー88の目標達成を支えるために策定したもの。
タイ日産社長でもある長谷川亨NMAP社長は「新興市場の自動車需要は急速に伸びており、近い将来グローバル販売台数の半分以上を占めるようになる見込み。中でも、タイ、インドネシアを含むアセアン地域は、日産グループの戦略的成長に大きく貢献すると考えている。今回発表した新中期経営計画は、日産のアセアン地域に対する強い決意を示したもので、目標を達成するための明確なロードマップとなる」とコメントしている。
《レスポンス編集部》