2011年は2000万台超えを予測…矢野経済研究所

自動車 テクノロジー ネット
国内スマートフォン市場規模推移
国内スマートフォン市場規模推移 全 2 枚 拡大写真

 矢野経済研究所は26日、「スマートフォン市場に関する調査結果 2011」を発表した。調査対象者は、国内キャリアや端末メーカーなど通信関連の関連企業や団体。調査期間は3月~6月。

【画像全2枚】

 それによれば通信キャリア各社からスマートフォンが数多く投入された2010年度の国内市場におけるスマートフォンの出荷台数は、前年度比391.2%の850万8,000台だった。同社はその要因について、多くの機種が発売されたことにより端末の選択肢が増えたほか、ワンセグやおサイフケータイなど従来の携帯電話の機能の搭載などをあげている。また2010年度にはXperiaやGALAXYなど海外端末も人気を集めたが、この時期の出荷実績に占める海外メーカーの割合は50.5%(429万台)だった。さらに同社は、2011年度のスマートフォンの出荷台数を前年度比250.5%の2,131台と予測している。

 同社は、現状国内市場はハイエンド志向が高いとしながらも、今後は海外メーカー製を中心にスペックや機能を絞り込んだローエンド製品のラインアップも増加するとの見通しを示している。

 一方で海外市場に関しては、2010年のスマートフォン出荷台数は前年比156.1%の2億9,593万6,000台だった。海外では、大手携帯電話メーカーによる参入が本格化したことで、市場が拡大。欧州や北米市場に加え、アジアや中南米などの新興国における利用も増えた。2011年のスマートフォン出荷台数の見込みは、前年比163.4%の4億8,374万3,000台だとしている。

 2012年以降は、ハイエンドだけでなく、150ドル未満のローエンドモデルの普及も進み、将来的にはフィーチャーフォンがスマートフォンに置き換わる見通しだという。

スマートフォン市場、今後はローエンドモデルも普及……矢野経済研究所

《編集部@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  3. 三菱『デリカD:5』が2度目の大幅改良、「S-AWC」搭載で走破性向上…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. もう1台の次期『コペン』、「K-OPENランニングプロト」はホイールベースが違う…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る