国土交通省は4日、公定モード(JE05モード)を外れた走行状態(オフサイクル状態)での排出ガス対策のあり方を検討するための検討会を環境省と合同で設置すると発表した。
東京都が今年6月、いすゞ自動車の中型トラックが基準値以上の窒素酸化物(NOx)を排出していると指摘していた問題に対応するもので、中央環境審議会の第10次答申でも2016年以降の次期排出ガス規制からオフサイクル状態における排出ガスの低減対策を導入することとされていた。
最新規制であるポスト新長期規制適合車のオフサイクル状態での排出ガスの実態を把握するとともに、オフサイクル状態での排出ガス対策のあり方を検討するため、学識経験者などからなる検討会を5日に設置、初会合を開く。今年度内に一定の結論を得る予定だ。