ホンダの“30キロカー”「遥かに高いところを目指す」…本田技術研究所 山本社長

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本田技術研究所の山本芳春社長
本田技術研究所の山本芳春社長 全 4 枚 拡大写真

本田技術研究所の山本芳春社長は、一部メディアと情報交換会を行ない、マツダの『デミオ SKYACTIV』や、ダイハツの『イース』に対抗する低燃費車“30キロカー”の開発について「遥かに高いところを目指した技術開発に取り組む」との考えを示した。

画像:山本社長も評価するデミオとイース

新型デミオについて山本社長は「マツダの取り組みは立派。燃費は素晴らしく、軽量化も考えられている」と賞賛。

また、イースについては「軽自動車で30km/リットルは技術的に考えてもすごい。研究所でも燃費に関しては地道にいま取り組んでいる。対抗するしかない」とし、さらに「イースは軽のベンチマークになるだろう。軽は普通、燃費がでないもの。社内では数字的にダイハツを抜けといっている」と話した。

低燃費車に対する本田技術研究所の具体的なアプローチについては、「技術の達成手段はいろいろある。IMA(ホンダのハイブリッドシステム)もそのひとつだが、手段は何でも良い。顧客に選ばれることが大事」と方針を語り、「ハイブリッド車は発展性はあるが、燃費を向上させるのは内燃機関。もし1.3リットルで製品を出すなら、デミオに勝ってくれということ。一番になれということ」と社長として指揮していることを明かした。

《土屋篤司》

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