英国ロータスカーズは8月31日、9月13日にドイツで開幕するフランクフルトモーターショーで、『エヴォーラ GTE』を初公開すると発表した。
同車は8月中旬、米国で開催された「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」で披露された『エヴォーラ GTE ロードカーコンセプト』の市販版。ルマン24時間耐久レースなど、国際GTEカテゴリーに参戦中の『エヴォーラ』のレースマシンのロードゴーイングバージョンである。
ミッドシップに置かれるエンジンは、レース直系の4.0リットルV型6気筒ガソリンユニット。最大出力は444psと、エヴォーラSの3.5リットルV6スーパーチャージャーに対して、94psもパワフルだ。同社によると、歴代ロータスの市販車しては、最強のスペックだという。
外観は、空力性能を引き上げる専用バンパーやリアウィングを装備。リアフェンダーには、冷却用のダクトが追加された。また、前後バンパー、ドア、リアウィングはカーボンファイバー製として、105kgの軽量化を達成する。
同社はエヴォーラ GTEを、アジア市場を中心に限定発売する計画。グループロータスのダニー・バハーCEOは、「中国での受注が目覚ましく、わずか数日で114台のオーダーを獲得した」と語っている。