福島復興支援ツーリング 10月8-9日

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主催する五十嵐さんのツーリング風景(黄色のライディングジャケット着用)
主催する五十嵐さんのツーリング風景(黄色のライディングジャケット着用) 全 4 枚 拡大写真

福島原発事故の風評被害に苦しむ観光地を目的地とした「福島復興支援ツーリング」(10月8日~9日)が共感を呼んでいる。主催は東京オートバイ協同組合青年部。

東日本大震災により津波・放射能の影響を直接受けていないにもかかわらず、風評被害の影響を受けている観光地(福島県柳津町)へ行き、ツーリングを兼ねて宿泊をすることで直接支援する。

会費は1万円(1泊2食)、交通費は実費。現地ではプロ奏者によるJAZZ演奏や生ライヴなどのイベントが予定されている。1日遊んで復興支援をという趣旨に賛同する参加者は、100人を超すだろうと主催者側は話している。

呼びかけ人は、同組合青年部部会長で、東京都多摩市にあるオートバイショップ「ヤングオート」の店長五十嵐雅哉さん。「うちのお客さん関係だけで60人。ほかのショップを通じた参加がありますから、100人以上になる。宿のある柳津温泉では300人から400人は大丈夫ということなので、状況を見てさらに宿を確保してもらおうと思ってます」。

さらに、有志の輪は音楽関係者やアイドルにも広がった。「初日のイベントには、8耐ライダーの元国際A級ライダー松島裕さんのほか、JAZZ演奏者やゲームアイドルも出演。趣旨に賛同して、みんな出演料なしの参加者です。ポスターには書ききれなかったのすが、学生バンドが参加してくれる話もあります」。

イベント出演者はいわゆるバイクつながり、顔ぶれは多彩だ。ホンダ『NSR250R』を所有する佐藤光俊さんはコントラバス奏者。東京交響楽団などで活躍する一方で、AKB48、嵐や倖田來未らの演奏や製作を手がける。ここにヤマハ『ビラーゴ』所有の女性サックス奏者である杉山優香さんや、ヴォーカリストの森本瑞菜さんらが加わり、大人のJAZZを聞かせる。

「アイドルの杏野はるなさんはゲームマニア。事務所の社長さんも元ファミ通編集者なので、道の駅でゲームをやろうなんてことも考えています」(五十嵐さん)

支援ツーリングは、このイベントが開催される国道252号線沿いの道の駅「会津柳津」(福島県河沼郡柳津町)が集合場所となる。16時からのイベントには誰でも無料で参加できる。

ツーリング参加料の1万円は、柳津温泉の宿泊費で、参加者にはもれなくモスバーガー系列のレストラン「AEN(あえん)」の食事券3000円分がプレゼントされるが、これも協力企業からの提供だ。

「復興支援でできることは、義捐金、ボランティアといろいろあるが、僕たちはせめて1万円でツーリングしてお金を使おうと。そして、どうせやるなら100人呼んで100万円、1000人で1000万円と広げていきたい。あとは宿でお酒でも飲んで、どんどん地元にお金を落としてください」(同上)

名前はツーリングだが、観光地で遊んでお金を使うことが目的なので、現地集合、現地解散。参加者がいっしょに集うのは会場周辺の柳津町内ぐらいで、あとは自由だ。オートバイに限らず乗用車でも参加は可能だ。

参加受付は、ヤングオートと都内約130店のオートバイ販売店で。申し込みの締切は9月25日。

《中島みなみ》

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