横浜ゴムの環境タイヤ、ボストン科学博物館に展示

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横浜ゴムBlueEarth-1
横浜ゴムBlueEarth-1 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムの米国のタイヤ生産販売子会社であるヨコハマタイヤコーポレーション(YTC)は、オレンジオイルが添加された横浜ゴムの乗用車用タイヤ『BluEarth-1』が2011年秋から2年間、ボストン科学博物館に特別展示されることになったと発表した。

自動車用タイヤが博物館に展示されるのは珍しい。同博物館の交通・再生エネルギー・ナノテクノロジーエリアで予定される「環境にやさしいタイヤ作り」の対話型展示で、BluEarth-1の技術が紹介される。

BlueEarth-1に採用された新開発コンパウンド「ナノブレンドゴム」は、配合技術により低燃費、ウエット、耐摩耗性の3つの性能を高める。特性の異なる素材の化学反応をコントロールし、3つの性能の「黄金比」を導きだす。

低燃費性能と相反するウエットグリップを高めるため、オレンジオイルを配合している。タイヤ走行時のエネルギーロス(発熱)を最小限に抑えることで、ころがり抵抗を低減し燃料消費を抑制する。オレンジオイルの技術を実用化したのは世界でも横浜ゴムが最初で唯一。

YTCの田中靖社長兼CEOは「今回の展示によって、横浜ゴムが環境にやさしい技術開発に取り組んでいることが証明でき嬉しく思う」とコメント。

《レスポンス編集部》

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