【マツダ アクセラ プロトタイプ公開】スカイアクティブドライブ「これがはじまり」…開発担当 土井氏

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従来は別体としてケーブルで接続されていたトランスミッションの制御システムをモジュール化した(概要図)
従来は別体としてケーブルで接続されていたトランスミッションの制御システムをモジュール化した(概要図) 全 9 枚 拡大写真

マツダの新型『アクセラ』に搭載されるパワートレイン技術「SKYACTIV-Drive(スカイアクティブドライブ)」。開発を担当したパワートレイン開発本部ドライブトレイン開発部ユニット開発グループの土井淳一主幹は「これがはじまりです」と話す。

スカイアクティブドライブの開発では「トランスミッションの理想を目指した」という土井氏。その理想型は「MTのようなダイレクトフィーリングと燃費性能の両立」と位置づける。

理想を形にするため、従来もっともエネルギーのロスが多いとされてきたトルクコンバータに着目した。オイルを介してエネルギーを伝達する過程でのロスを低減するため、要因となっているエンジンからのノイズと、変速時のショックを緩衝する必要があった。

ノイズの吸収に関しては、採用するダンパーを柔らかくすることで対応。直結クラッチ(ロックアップクラッチ)を多板式クラッチにすることで変速時のショック低減につなげた。

土井氏は「スカイアクティブドライブの開発期間などは申し上げられないが、トランスミッションの開発にもスピードは求められます」と話した。スカイアクティブドライブの今後の技術展開については「アクセラの次はどの車種に搭載するかわかりませんが、アクセラへの搭載をもってこれがはじまり、と言えます」と可能性を示唆した。

《土屋篤司》

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