東風日産中村総裁、中国の現地資本メーカーの淘汰が始まる

自動車 ビジネス 海外マーケット
東風汽車有限公司・中村公泰総裁
東風汽車有限公司・中村公泰総裁 全 2 枚 拡大写真

日産自動車の中国合弁会社、東風汽車有限公司の中村公泰総裁は13日、メーカーの乱立で生産能力の過剰が懸念されている中国自動車市場について、競争力のない現地資本メーカーの淘汰が始まるとの考えを示した。

中村総裁は同日横浜市で開いた会見後、一部報道陣に対し「100を超える(現地資本の)メーカーがあって、覚えられないくらいブランドが雨後の竹の子のように生えてくる。それぞれが自分のブランドをもっているが、燃費規制や安全基準が厳しくなったら、生き残れないだろう」と指摘。

さらに「消費者が初めて車を買う場合に、よくわからないので(現地資本メーカーの)安くて大きな車を選ぶが、だんだん彼らが買い替えていくと良い車と悪い車がわかってくる。そうなると、ちょこっと人のまねして造った車の会社はだんだん合従連衡してなくなってくると思う」と述べた。

また中村総裁は東風汽車の現地独自ブランドとして導入を進めている『VENUCIA』が、今後淘汰進む現地資本のメーカーがターゲットとしていたユーザーの受け皿になるとの考えも明らかにした。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る