ブリヂストンは13日、「CAIS」コンセプトに基づいた、タイヤによる路面状態判定技術を開発したと発表した。
CAISとは、タイヤの接地面の情報を収集、解析し、タイヤに新たな価値を提供する将来技術の総称。今回、同社は通常走行時に路面状態を連続的に判定する技術を開発した。
新技術は、タイヤのトレッド内側に装着した加速度センサでトレッドの振動を検出し、情報を無線で車載解析装置へ送信。それをリアルタイムに解析し、7つの路面状態(乾燥、半湿、湿潤、シャーベット、積雪、圧雪、凍結)に判定。判定結果を車内ディスプレイに表示する。
同社は、同技術の実用化で危険な路面状態を事前察知し、ドライバーへの注意喚起が可能になるとし、さらに、複数車両間通信による路面情報の共有化についても検討。車社会の安全を側面から支援したいとしている。