噴火からエンデューロレースまで 都庁で三宅島パネル展

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海を一望できるエンデューロレースは珍しい
海を一望できるエンデューロレースは珍しい 全 4 枚 拡大写真

三宅島パネル展が東京都庁第一本庁舎45階の南展望室で開催されている。2000年8月の噴火と島民の避難、4年半ぶりの帰島で復興へと歩みを進めた三宅島の今を約80枚のパネルに収めた。

雄山噴火直後に撮影されたのは、火山灰をかぶった牛や、2本の柱の上に渡された島木がようやく見えるぐらいに泥流で埋まった神社の鳥居など、激しい噴火の様子を刻んだもの。本土に避難した子どもたちの不安げな表情も写真に収められている。

その噴火から10年以上が経過した。他のパネルでは、現在の三宅島のまったく別の姿がある。

カンパチの群れやウミガメと泳ぐダイバー、見事なまでに大きく育ったテーブルサンゴなど豊かな自然を見た家族連れの外国人観光客は、驚嘆の声を上げていた。また、三宅島はイシダイやメジナ、伊勢エビなどが釣れる有数の釣りスポットであり、毎年開催される「磯釣りの祭典」などの釣果も披露されていた。

さらに、昨年から始まったオートバイレース「三宅島エンデューロレース」ほか、オートバイの島というまったく違った側面も、数多くのパネルで紹介されている。同レースはエンデューロでは珍しい賞金付き。現在、一般のレース参加者を募集中だ。

主催の東京都行政部は「外国人観光客の観光スポットでもある展望室で開催することで、より多くの人に三宅島を知ってもらいたかった」と、話す。

このパネル展は19日17時30分まで。南展望室は、地上220メートルからほぼ360度を見渡すことができる広々としたスペース。90席の喫茶スペースもある。

《中島みなみ》

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