JR北海道 中島社長が社員に残した遺書全文

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2011年2月に国土交通省に要望に訪れた時の中島尚俊社長
2011年2月に国土交通省に要望に訪れた時の中島尚俊社長 全 1 枚 拡大写真

行方不明だったJR北海道の中島尚俊社長(64)が遺体で発見されたことを受けて、同社は18日19時過ぎから会見を開いた。小池明夫会長、柿沼博彦副社長、島田修常務の3人の役員が出席した。小池会長は「そこまでとは気付かなかった」と、無念の表情を浮かべた。

中島社長が残した書き置きは10通ほどある。同社はそのうち役員に宛てたものが4通、社員全体に宛てたものが1通あり、社員宛ての遺書について公表した。

ワープロ打ちで「社員の皆さんへ」と題された文書は、5つの箇条書きになっていた。「真っ先に戦線を離脱することをお詫びいたします」と綴られた後に、意識改革を促す内容が残されているのが印象的だ。最後は「長い間のご支援、ご協力ありがとうございました」と、締め括られていた。

全文は以下の通り。

社員のみなさんへ

○毎日、それぞれの持ち場で、安全輸送、接客、収入確保、経費節減に取り組んでいただき有難うございます。

○この度の36協定違反では、長期間にわたって協定に違反する事態が発生しており、社員の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことを、お詫びいたします。

○現在、5月27日の脱線火災事故を反省し、全社をあげて企業風土の改善などに取り組んでいる時に、真っ先に戦線を離脱することをお詫びいたします。

○当社は、年間に日本の人口とほぼ等しい、1億3000万人の方にご利用いただいています。これだけ多くのお客様の尊い命をお預かりしているという事実を認識し、「お客様の安全を最優先にする」ということを常に考える社員になっていただきたいと思います。

○長い間のご支援、ご協力ありがとうございました。

《中島みなみ》

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