ゴリラCN-MC01L、自転車ナビの各種機能

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モニターサイズを4.3型としたCN-MC01L。自転車用としては少し大きめのサイズで視認性と操作性を向上した
モニターサイズを4.3型としたCN-MC01L。自転車用としては少し大きめのサイズで視認性と操作性を向上した 全 10 枚 拡大写真

パナソニックが20日に発表したポータブル型ナビ、『ゴリラCN-MC01L』は、パナソニックでは初となる自転車用途向けモデル。11月下旬より発売し、価格はオープンだが、店頭予想価格は4万円前後を予定している。

画面サイズは4.3型で、厚みはわずか18.5mm。ポケットにも入るコンパクトさを実現しながら、画面サイズを少しでも大型化することで、自転車での利用でも見やすく使いやすいサイズとしている。雨天走行にも耐えられるIPX5防滴仕様となっており、濡れた手で操作しても問題なし。また、自転車用クレードルを標準で装備したことで購入したその日からサイクリングに出掛けられる。ライバルとなるソニー・NV-U37は実売で3万5000円前後で、クレードルを5000円前後で別売している。CN-MC01Lは画面サイズがU37よりも大きく、その分だけお買い得感はありそうだ。

ルート案内中は自転車での利用を考慮して、大型の矢印で右左折をガイドする「ウィンカーガイド機能」を搭載した。分岐点に近づくと画面の右3分の1に大型の矢印が現れ、矢印を点滅して進行方向をガイド。さらにガイド時は音声とチャイムの2通りから選べるようになっている。音量はもちろん調整できるが、騒音の大きい道路上での利用を考えればチャイムの方が確実かも知れない。測位方式はGPSを基本とし、これに電子コンパスを組み合わせて使用する。GPS測位が不安定でも電子コンパスによって正確に向きを捉えられるので、安定した測位が期待できそうだ。

自転車向けとなればサイクルコンピュータ機能の搭載は言うまでもない。「メーター画面」「地図+情報画面」「情報フル画面」の3つから選択可能で、USB端子からはGPSログも出力される。また、自転車モードと自動車モードでは周辺検索で表示される優先項目を違えるなど、細かな部分にも配慮。たとえば、自動車モードではガソリンスタンドは優先してリストアップされるが、自転車モードではコンビニとかが優先表示されるようになるのだ。内蔵バッテリーは通常利用で最大約4時間、1分間何もしなければ画面がOFFになる「省電力1」では最大約4時間20分、10秒間何もしなければ画面がOFFになる「省電力2」では最大約15時間もの利用が可能になる。USBによる外部給電にも対応しているのも便利だ。

このナビは従来の『ゴリラLite』がベース。背面にあるメインスイッチの存在がその名残を思い起こさせる。内蔵メモリーは8GBで、市街地図は1303エリアと通常カーナビと同等のエリアを対象に収録。自動車モードでは政令指定都市での立体交差点拡大図をはじめ、多彩な分岐点ガイドを使って目的地までを誘導する。歩行ナビ機能も搭載し、歩行ルートに最適な専用地図を収録。歩行モードで探索すれば、歩道橋や駅の連絡路、公園などクルマが通れないルートの案内も行う。また、「クィックGPS」や「ドアtoドア」など、これまでのゴリラで評価の高かった機能は引き継がれている。カーナビ用として車載スタンドも付属。ワンセグは非搭載となっている。

《会田肇》

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