ホンダ大山専務、新エンジン搭載モデル「先進国の二輪事業の起爆剤に」

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ次世代グローバル700CCエンジン
ホンダ次世代グローバル700CCエンジン 全 2 枚 拡大写真

ホンダの大山龍寛取締役専務執行役員は26日に技術公表した700ccエンジンを搭載する二輪車について、「先進国の二輪事業そのものが非常に厳しい中で、これをひとつの起爆剤にしたい」との考えを示した。

大山専務は同日行った二輪車用低燃費エンジン技術発表会後、一部報道陣に対し語った。大山専務は新開発した700ccエンジンを日米欧など先進国向けのスポーツモデルに搭載し、全量を熊本製作所で生産することを明らかにした。

新エンジン搭載モデルの開発は4年前に着手し、市販化の際の想定為替レートを1ドル=90円、1ユーロ=125円を前提にしていたという。大山専務は「大変厳しいが、車の売り方や、値付けの仕方を変えるつもりはない」と明言。

その理由として「これを熊本生産モデルの一番のコアにしたい。変に為替を考えて、値段を上げて台数を落とすよりも、この車のコンセプトをヨーロッパおよび先進国で受け入れられてもらうことを、まず第一に考えたいと思っている」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る