VW GTIカップ で初参戦の学生がポール・トゥ・ウィン

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9月25日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで「フォルクスワーゲン GTIカップジャパン」第3戦が開催された。今回がデビュー戦となる、慶應義塾大学体育会自動車部の文屋善貴選手が、ポールトゥウィンで初優勝を飾るという快挙を成し遂げた。

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)とフォルクスワーゲン・トロフィー・アソシエーション(V.T.A.)は、昨年度より学生のモータースポーツ活動を支援する「フォルクスワーゲン・カレッジリーグ」を展開している。これに参加し、大学公認自動車部同士の「対抗公式競技大会」などで優秀な成績を収めた上位3校の自動車部員各1名により「フォルクスワーゲン・レーシングチーム」を編成、レース参戦のノウハウを学ぶため、として今季よりGTIカップジャパンに参戦している。

第3戦目となる今回は、文屋選手がドライバーとして初挑戦。予選から「『ゴルフGTIカップカー』に初めて乗るとは思えないドライビング」(VGJ)を披露し、今季シリーズポイントトップを独走する浜崎大選手を1秒以上引き離す1分18秒582でポールポジションを獲得した。

決勝は15周で行われた。文屋選手は慣れないローリングスタートにもかかわらず、1周目から2位以下を大きく引き離すレース運びをおこなう。中盤以降、2位の浜崎選手がペースを上げ、大きく開いたギャップが徐々に詰まる展開に。ラスト2周はテールトゥノーズのバトルの末、21分56秒609で文屋選手がチェッカーフラッグ。2位の浜崎選手との差はわずか0.111秒という激戦を制し、3名の大学生で初の優勝となった。

文屋選手は、「ラスト3周程でタイヤトラブルから凄い振動が出てペースが落ちる中、なんとかインを刺されないように苦労してフィニッシュラインまでたどり着きました。優勝出来て本当に嬉しいです」と初レースでの優勝について語った。

VGJでは「クルマの楽しさを若い人たちにも広めて行きたい」として、今後も学生のモータースポーツ活動を支援して行く。

《宮崎壮人》

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