GMのオンスター、個人情報収集を巡って大混乱

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GMが米国でサービス中のオンスター
GMが米国でサービス中のオンスター 全 1 枚 拡大写真

GMが、米国や中国で展開しているナビゲーションを中心にした車載インフォテインメントシステム、「オンスター」(OnStar)。米国では、このオンスターが「顧客のプライバシーを侵害する可能性がある」として、問題になっている。

事の発端はGMの子会社、オンスターが、プライバシーポリシーの変更に関する電子メールを、顧客に配信したことにある。そこには、「オンスターのサービス解約後も、顧客情報(車両の位置情報や速度情報など)の収集を続け、場合によっては個人を特定できない形にして、第三者に提供や販売することもあり得る」と書かれていたのだ。

この電子メールを受け取った顧客から、オンスターに苦情が殺到。オンスター側は、「顧客がサービス解約後の個人情報収集に同意しない場合、情報収集を中止する意向だった」というが、顧客がオンスターへの連絡を怠れば、解約後も個人情報の収集は続く形だったのである。

オンスターは27日、声明を発表。「サービス解約後は、連絡の有無にかかわらず、一切の顧客情報収集を停止する」と約束した。オンスターのリンダ・マーシャル社長は、「顧客に混乱を与えたことをお詫びしたい」とコメントしている。

《森脇稔》

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