IHI、新型エアバス用エンジンの開発に参画…ファンモジュール担当

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開発中のエアバスA320neo
開発中のエアバスA320neo 全 5 枚 拡大写真

IHIは、米国のプラット&ホイットニー(P&W)、日本航空機エンジン協会(JAEC)、ドイツのMTUエアロ・エンジンズ・ホールディングスの3社による、エアバスの「A320neo」用エンジン「PW1100G-JM」の国際共同開発にJAECの構成メンバーとして参画することで基本合意した。

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P&W、JAEC、MTUの3社はエアバス「A320」用のエンジン、「V2500」開発プログラムの共同ビジネスパートナーで、今回のPW1100G-JMプログラムについても3社による国際共同事業として立ち上げることになった。

IHIは、V2500プログラムではファンモジュールの主要部品などを担当している。PW1100G-JMエンジンでもV2500同様ファンモジュールの主要部品などを担当し、国内では60%以上のシェアで参画する予定。

また、PW1100G-JMエンジンはV2500よりもバイパス比を上げることで大幅な燃費性能向上と低騒音化を実現する。この高バイパス比を実現するためファン径がV2500より大きくなるが、IHI独自技術の先進複合材技術を適用することでエンジンの軽量化に貢献する。

IHIではPW1100G-JMをピーク時には年間400台以上の出荷を見込み、航空宇宙事業の新たな柱に据える方針だ。

PW1100G-JMの国際共同開発にはJAECを通じてIHIのほか、川崎重工、三菱重工が参加する。

《レスポンス編集部》

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