交通トラブルで停止したバスへの追突、両運転者を書類送検

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今年8月、栃木県矢板市内の東北自動車道で、本線に停車していた高速ツアーバスにトラックが追突。13人が死傷した事故について、栃木県警は9月26日、バスを運転していた42歳の男と、トラックを運転していた男(事故で死亡)を自動車運転過失致死傷容疑で書類送検した。

栃木県警・高速隊によると、問題の事故は2011年8月7日の午前1時30分ごろ発生している。矢板市石関付近の東北自動車道下り線を走行していた高速ツアーバス(東京発/青森行き)の前方にワゴン車が割り込み、徐々にスピードを落とし、第1車線でバスを完全停止させた。

ワゴン車を運転していた44歳の男と、バスを運転していた男は路肩で口論となったが、そこに後ろから進行してきたトラックが追突。トラックを運転していた31歳の男が死亡。バスの乗客12人が打撲などの軽傷を負った。

これまでの捜査で「事故の発端はバスを強制停止させたワゴン車の運転者にある」と断定し、検察が自動車運転過失致死傷罪ですでに起訴している。

警察がさらに調べを進めたところ、バスを運転していた男はハザードランプを点灯させるのみで停止板の設置を行わず、降車直後から口論を始めていたことが判明。後続車に対する告知を怠ったとして、自動車運転過失致死傷容疑での書類送検を決めた。

また、トラックを運転していた男についても「漫然と進行を続け、回避義務を怠った」と判断。被疑者死亡のまま、同容疑での書類送検を行っている。

《石田真一》

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