青山も伊藤も、ことしの日本GPには思うところあり

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
青山(スペインGP)
青山(スペインGP) 全 4 枚 拡大写真

ホンダの青山博一にとって、MotoGP日本GPは待ちに待ったホームレースだ。同じホンダからワイルドカードで参戦する伊藤真一にとっても、もてぎ戦は特別なレースとなる。

【画像全4枚】

もてぎのレースに来てくれた人に感謝する、と青山はいう。「日本GPに参戦するという決断は簡単ではなかったと思う。日本のモーターサイクルファンにとっては大きな意味のあることだ。個人的にもホームレースだから、とて大切なレースだし」。

青山は昨2010年からMotoGPに初参戦、しかし怪我で中盤に欠場した。「去年のもてぎは怪我で思うように走れなかった。今年もオランダGPなどで負傷したが、もう充分に回復した。去年のもてぎ(10位)より調子はいい。今年の最高位はヘレス(スペインGP)の4位なので、もてぎではさらに上を狙う」。

来る日曜日の自らレースについて、「序盤にタイヤをプッシュしきれずに苦労する。中盤から終盤にかけてはいいリズムをつかめるから、序盤の戦い方が課題だ」と分析する。

チームHRCからスポット参戦する伊藤真一は宮城県出身で、現在の生活の基盤も宮城にあり、3月の東日本大震災では被災した。伊藤は日本GPで走ることの意味を説明する。

「震災以来、日本GPで走ることが夢のように感じられた。私に機会をくださったホンダやスポンサーの方々に感謝したい。週末はベストをつくして、震災で被害にあった人々に少しでも希望を与えたい。もてぎは好きなコースのひとつだ。自分が並のライダーでないことを証明する」

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. RAYSからコスパ最強シリーズ「RSS」が爆誕!“各車種専用設計”でもうホイール選びは迷わない、冬も夏も即戦力だPR
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. 放置した夏の汚れがニオイに変わる前に! プロ目線で学ぶ車内清掃の正解~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る