青山も伊藤も、ことしの日本GPには思うところあり

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青山(スペインGP)
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ホンダの青山博一にとって、MotoGP日本GPは待ちに待ったホームレースだ。同じホンダからワイルドカードで参戦する伊藤真一にとっても、もてぎ戦は特別なレースとなる。

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もてぎのレースに来てくれた人に感謝する、と青山はいう。「日本GPに参戦するという決断は簡単ではなかったと思う。日本のモーターサイクルファンにとっては大きな意味のあることだ。個人的にもホームレースだから、とて大切なレースだし」。

青山は昨2010年からMotoGPに初参戦、しかし怪我で中盤に欠場した。「去年のもてぎは怪我で思うように走れなかった。今年もオランダGPなどで負傷したが、もう充分に回復した。去年のもてぎ(10位)より調子はいい。今年の最高位はヘレス(スペインGP)の4位なので、もてぎではさらに上を狙う」。

来る日曜日の自らレースについて、「序盤にタイヤをプッシュしきれずに苦労する。中盤から終盤にかけてはいいリズムをつかめるから、序盤の戦い方が課題だ」と分析する。

チームHRCからスポット参戦する伊藤真一は宮城県出身で、現在の生活の基盤も宮城にあり、3月の東日本大震災では被災した。伊藤は日本GPで走ることの意味を説明する。

「震災以来、日本GPで走ることが夢のように感じられた。私に機会をくださったホンダやスポンサーの方々に感謝したい。週末はベストをつくして、震災で被害にあった人々に少しでも希望を与えたい。もてぎは好きなコースのひとつだ。自分が並のライダーでないことを証明する」

《高木啓》

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