【CEATEC 11】日産志賀COOと三菱益子社長、EV普及で重要なのは「国の政策」

エコカー EV
ゲストスピーチのようす(CEATEC 11)
ゲストスピーチのようす(CEATEC 11) 全 4 枚 拡大写真

日産自動車の志賀俊之最高執行責任者(COO)と三菱自動車の益子修社長は、CEATEC JAPAN2011のゲストスピーチで、電気自動車(EV)普及のカギを握るのは「国の政策が重要」との考えで一致した。

三菱の益子社長は、ノルウェーの小型車のシェアが一時期トップになったことを紹介。「三菱がシェアトップになる市場など滅多に無いが、ノルウェーでEVはバスレーンを走行できる。通勤時間に1時間かかるところを15分で到着できるので購入者は増える。国がEVにどういうインセンティブを与えるかによってEVの普及度合いは変わる」と指摘。

また、日産の志賀COOは「震災以降、日本のエネルギーセキュリティが課題となっている。効率的にエネルギーを作る・使う・貯めることが重要となっている中、いまEVが役に立つ。その方向に日本の政策を一致させることが重要」と述べた。

さらに、三菱の益子社長は「新興国で自動車の需要が増え、化石燃料への依存を減らさないと業界の将来は無い。今から石油代替エネルギーの可能性を追求することは社会的な使命であり、我々は大きなものにチャレンジしていると思う」と、EVに注力する意義を強調した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る