【CEATEC 11】パイオニアの目玉はヘッドアップディスプレイ 市販前提

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
本体はかなり薄い。サンバイザー部分に取り付けるようになっている。
本体はかなり薄い。サンバイザー部分に取り付けるようになっている。 全 7 枚 拡大写真
CEATECパイオニアブースの目玉となっていたのが、次世代車載用ディスプレイだ。HUD=ヘッドアップディスプレイは昨年のCEATECにも出品していたが、今回のモデルは早い時期の市販化を見据えた現実的なモデルとなっている。

今回展示されていた「AR HUD」は、RGBレーザーを光源に採用した超小型プロジェクターを本体部分に内蔵しており、映像をコンバイナーと呼ばれるハーフミラーに投影する。運転者からはフロントガラスの前方約1.5〜2m先の空中に、ルートなどの情報が表示されているように見える。

単純にターン・バイ・ターンのような矢印を表示するのではなく、曲がるべき交差点の距離が把握しやすいよう、目の前の道路に重なる状態でルートが表示される。AR(拡張現実)によって、交差点までの方向や残距離も把握しやすくなっているのが最大の特長となる。

組み合わされるのは『サイバーナビ』や『楽ナビ』のようなフルナビではなく、スマートフォン用ナビアプリとなる見込み。サンバイザー部分にセットするために取り付け可能な車種も多くなりそうだ。市販は2012年度中を予定しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る