【CEATEC 11】リアルなシミュレーターはハンドルもペダルも無し

自動車 テクノロジー 安全
6K(幅6000ピクセル)モニターに表示される首都高中央環状線
6K(幅6000ピクセル)モニターに表示される首都高中央環状線 全 6 枚 拡大写真

レースゲーム好きな方にお勧めしたいのは、CEATECフォーラムエイトブースで展示されている「UC-win/Road Air Driving」だ。首都高速中央環状線の大橋ジャンクション付近のドライビングを超高解像度モニター(6K)で楽しむことができる。

ゲームではなく、本来は街の開発などに利用される非常にリアルなシミュレーターなのだが、シートが設置されているのみでハンドルやペダル類は見当たらない。実はモニター下部に設置されたセンサーから運転者に向かって赤外線を照射。運転者のジェスチャーで操作するという仕組みになっている。マイクロソフトが『Xbox 360』で導入している「Kinect(キネクト)」と似た仕組みだ。

そしてすぐに運転できるというわけではなく、システムに運転者を登録するキャリブレーションが必要となっており、これが「すぐに終わる」か「それなりの時間を要す」かは「着ている服に左右される」ようだ。赤外線を上手く反射しない服だと時間が掛かってしまう。

運転感覚は独特。ジェスチャーに合わせて高精細なコンピューターグラフィックで描かれたコースが動いていくのは素晴らしいが、「持つものも踏むものも無い」というのがこんなに不安だとは……。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ジムニー」対抗の軽SUVついに登場か!? ダイハツ『ラガー』29年ぶり復活へ
  2. もう有線には戻れない!? 車内サウンドを格上げする最新トランスミッター【特選カーアクセサリー名鑑】
  3. コンセプトは「1ROOM」、トイファクトリーが新型キャンピングカー「バンライフ」発表
  4. 車中泊最強の1台はこれだ!日産『セレナ AUTECH マルチベッド』があれば、仕事も趣味も家族みんなで楽しめるPR
  5. 「かわいい」とSNSで話題! ヤマハの新型125ccスクーター、日本発売予告に「このデザインは売れそう」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  2. ポルシェ、2030年代に向けた新車計画を発表…『カイエン』と『718』にEV導入へ
  3. 自動運転車のLiDARセンサーに脆弱性、「長距離から無効化可能」慶応大学が発見
  4. EVを選ぶ若者、10年後に35%以上に…日産が世界15都市で調査
  5. EVスマート充電システム、充電効率化とコスト最適化…アークエルがグリーンコープに提供開始
ランキングをもっと見る