【CEATEC 11】リアルなシミュレーターはハンドルもペダルも無し

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6K(幅6000ピクセル)モニターに表示される首都高中央環状線
6K(幅6000ピクセル)モニターに表示される首都高中央環状線 全 6 枚 拡大写真

レースゲーム好きな方にお勧めしたいのは、CEATECフォーラムエイトブースで展示されている「UC-win/Road Air Driving」だ。首都高速中央環状線の大橋ジャンクション付近のドライビングを超高解像度モニター(6K)で楽しむことができる。

ゲームではなく、本来は街の開発などに利用される非常にリアルなシミュレーターなのだが、シートが設置されているのみでハンドルやペダル類は見当たらない。実はモニター下部に設置されたセンサーから運転者に向かって赤外線を照射。運転者のジェスチャーで操作するという仕組みになっている。マイクロソフトが『Xbox 360』で導入している「Kinect(キネクト)」と似た仕組みだ。

そしてすぐに運転できるというわけではなく、システムに運転者を登録するキャリブレーションが必要となっており、これが「すぐに終わる」か「それなりの時間を要す」かは「着ている服に左右される」ようだ。赤外線を上手く反射しない服だと時間が掛かってしまう。

運転感覚は独特。ジェスチャーに合わせて高精細なコンピューターグラフィックで描かれたコースが動いていくのは素晴らしいが、「持つものも踏むものも無い」というのがこんなに不安だとは……。

《石田真一》

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