三菱益子社長、日産とはEVで「協業と競合」

エコカー EV
三菱 益子修社長(左)
三菱 益子修社長(左) 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車工業の益子修社長は6日の『デリカ:D3』発表会の席上、日産自動車と新たに電気自動車(EV)のOEM供給で合意したことについて「日産さんとはEVで“協業と競合”の関係にあるが、今後も協力したい」と述べた。

両社は同日発表したデリカD:3および『デリカバン』を三菱が日産から調達するなどガソリン車のOEM事業を相互に拡充するほか、2011年は軽自動車の共同開発会社も立ち上げている。

さらに、三菱が年末に発売する軽貨物EVの『ミニキャブMiEV』を日産に供給することでもこのほど合意した。益子社長はこうした協業の深化について「簡単に言うと話しをする機会が増え、信頼関係の構築につながっている」と指摘した。

EVについては両社の販売店などにある充電インフラをユーザーが相互に利用できるようにするなど「ともに便宜を図っている」。EVの新車市場では競合していることから、「ちょっと複雑な関係でもあるが、今後も協業と競合のなかで協力できるものを検討していきたい」と話した。

《池原照雄》

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