三菱重工、CO2排出量を25%削減するばら積み運搬船を開発

自動車 ビジネス 企業動向
三菱重工、CO2排出量を25%削減するばら積み運搬船を開発
三菱重工、CO2排出量を25%削減するばら積み運搬船を開発 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は、CO2排出量を従来船に比べ約25%削減できる新型ばら積み運搬船を開発した。

商業化第一弾として、米国のアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド向けに建造される穀物輸送船3隻に、今回開発した設計コンセプトと環境技術を導入する。

泡の力で船底と水の摩擦抵抗を低減させる独自の「三菱空気潤滑システム(MALS)」や、高効率な船型、推進性能改善装置などを採用したもの。住友商事が受注した。船の建造は、大島造船所(長崎県西海市)が行う。

新型ばら積み運搬船は、MALSのほか、造波抵抗を低減する新型船首などを採用する。また、プロペラの前方にフィンを設置し、プロペラボスキャップに特殊な溝を設けることで主機関の出力を効率よく推進力に変換する。

MALSは空気をブロア(送風機)で船底に送り込むことで摩擦抵抗を低減、船舶のCO2削減する技術として三菱重工が開発した。外販は今回が初めてとなる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る