故意の信号無視でひき逃げ、危険運転罪で起訴

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9月下旬に奈良県大和郡山市内の県道で発生した重傷ひき逃げ事件について、奈良地検は14日、自動車運転過失傷害などの容疑で逮捕された22歳の男の罪状を変更。危険運転致傷などの罪で起訴した。赤信号の無視を故意と判断している。

問題の事故は2011年9月24日の午前5時10分ごろ発生している。大和郡山市馬司町付近の県道交差点へ青信号に従って進入したバイクに対し、右方向から進行してきた乗用車が衝突。バイクを運転していた62歳の女性が骨折などの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場から採取した破片から車当たり捜査を進め、上牧町内に在住する22歳の男が容疑に関与したものと判断。同日夕方までに自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

その後の調べで、男が運転するクルマは交差点の約100m以上手前で赤信号の状態が確認できる状態だったにもかかわらず、減速することなく走行。衝突直前にも約40km/hの速度だったことがわかった。

検察では男が故意に信号を無視したと判断。罪状を危険運転致傷に変更し、道路交通法違反(ひき逃げ)の罪とともに起訴した。調べに対しては「怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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