アラミッド三軸メッシュ工法を道路トンネルで実用化 三井住友建設

自動車 ビジネス 企業動向

三井住友建設は、「トンネル用アラミド三軸メッシュ工法」を道路トンネルに初めて実用化したと発表した。

トンネル用アラミド三軸メッシュ工法は、型崩れしない砂付きアラミド三軸メッシュシートを覆工コンクリートの表面近くに設置することで、コンクリートの剥落をなくし、耐久性を向上させる工法。

これまで、橋梁やボックスカルバートなどのコンクリート構造物で多くの実績があるが、山岳トンネルは狭隘空間でのアラミドメッシュシートの確実な取付け方法などのハードルが高く、適用が遅れていた。

今回山岳トンネル用に実用化した砂付きアラミド三軸メッシュシートは、コンクリートの剥落を防止するのに加え、コンクリート表面のひび割れ幅も制御できるため、覆工コンクリートの耐久性向上も図った。砂付きアラミド三軸メッシュシートはコンクリート表面に露出しないため、仕上がりは通常のコンクリート表面と変わりない。

今回、椎坂白沢トンネルに試験施工を実施し、狭隘空間での良好な施工性や品質を確認した。

同社では今後、山岳トンネルでの効果的なコンクリート剥落防止・高品質化工法として積極的な展開を図っていく計画。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  2. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  3. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  4. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  5. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る