仮設住宅で無償カーシェアリング 石巻

自動車 ビジネス 国内マーケット

日本カーシェアリング協会は、宮城県石巻市の仮設住宅でカーシェアリングを本格的に運用する。

同協会は、被災地でカーシェアリングを立ち上げるため、7月下旬から石巻市万石浦公園仮設住宅で試験的に運用してきたが、10月20日から県営石巻渡波住宅用地も利用地域として加え、本格的に運用を開始した。

公共交通機関が整っていない東北地方では、1世帯につき複数の自動車を所有するケースが多い。しかし仮設住宅では、駐車スペースの関係で1世帯につき1台しか車両を所有できない人や、経済的に厳しい環境のために車を所有できないケースもある。カーシェアリングが設置されることで、こうした住民の生活の足が確保される。

被災地でのカーシェアリングの運用は、仮設住宅の住民のうち、代表1人を管理者に設定、この代表者が住民へのクルマの貸し出しと鍵の管理を行う。利用料は原則無料とし、ガソリン代は利用者のカンパでまかなう。

今後は同様のスキームで、カーシェアリングが必要な他の仮設住宅でも展開し、各地域の住民が自ら運営していける状態を目指す。

また、利用者は当面仮設住宅に入居する住民だが、地域によっては入居者以外の近隣住民も利用できるしくみを検討する。

今回の被災地でのカーシェアに、中古車大手のガリバーインターナショナルが中古車5台を提供した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  3. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る