【ベストペインターコンテスト11】関西二次予選…メーカーと塗料販売店の連携を促進

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ベストペインターコンテスト2011 関西二次予選のようす
ベストペインターコンテスト2011 関西二次予選のようす 全 30 枚 拡大写真

BASFコーティングスジャパンは21日、兵庫県加古郡の販売代理店が、サンエース加古川支店にて「ベストペインターコンテスト2011」の関西二次予選を開催した。

同コンテストは、BASFコーティングスジャパンが展開する水性塗料を用いた自動車補修塗装技術の競技会。

開会のあいさつを行なったBASFコーティングスジャパン執行役員の久保田克彦氏は「前回大会では日本国内大会を勝ち抜いたホンダボディサービス栃木の永塚伸洋さんが、日本から初めて世界大会に出場し見事優勝されました。今回大会は、前回大会以上に厳しい予選となります。この関西二次予選は、サンエースさまのご協力を得られたことで開催できました。参加される皆さんには、日頃の作業で磨いていただいている技術力を存分に発揮してもらい、水性塗料の認知、浸透につなげて行きたいと考えています」とした。

関西二次予選では、「カラー検索」と「パネル塗装」の2競技が審査の対象となった。カラー検索は特定の車体色をBASFコーティングスのシステムから検索し、調色を行なうまで、パネル塗装は調色した塗料の塗装作業が審査の対象となる。

一次予選を勝ち抜き、関西二次予選に駒を進めたのは、タマダ自動車の山村伸介選手、山陰車輌整備の森田朋之選手、新和自動車の菅原健二選手の3名。

競技に取り組んだタマダ自動車の山村選手は「見られながら作業をする事は少ないので緊張した。制限時間があるので品質をとるか、時間短縮をとるかという難しさがあった」と感想を述べた。

山陰車輌整備の森田選手は「一発勝負で決まるため緊張しましたがいい体験ができました」。新和自動車の菅原選手は「全国で自分の実力がどのくらいなのかを測る良い機会になりました」とそれぞれ話した。

競技会場を提供したサンエースの執行役員、畠中美彰氏は大会について「若い人たちの真剣な空気、緊張感が伝わってきました。今後も人材育成や業界支援のために協力出来る事があれば支援していきます」と方針を話した。

関西二次予選を運営したのはBASFコーティングスジャパンで西日本グループ関西営業所を担当する雑賀光一氏。「水性塗料を普及させるには、ただ売る、ということでは足りません。水性塗料の営業は、販売店さまとともに、水性塗料を導入する企業の経営状態を把握し、新たなビジネスモデルを一緒に構築するというところまで踏み込んで取り組まなければなりません」とした。

水性塗料の普及には、メーカーと販売店の連携により、販売先である顧客のニーズを把握し、ニーズにマッチした経営戦略を顧客を含めて練り上げる必要がある。ペインターコンテストの開催は、水性塗料の認知、浸透はもとより、関係各社の実務レベルでのコミュニケーションの円滑化も促進する。

《土屋篤司》

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