【アストンマーチン シグネット 日本発表】パワー・ビューティ・ソウルを受け継ぐ

自動車 ニューモデル 新型車
アストンマーチン シグネット
アストンマーチン シグネット 全 12 枚 拡大写真

アストンマーチンがヨーロッパに続き日本と香港で販売を開始した『シグネット』。全長約3mのコンパクトカーながら、そのデザインはフラッグシップ『One-77』や『V12ザガート』、『ヴァンテージ』など、あらゆるアストン車と全く同じ理念が貫かれているのだという。

日本での公開に先立ち、香港で開催された発表イベントの中でチーフデザイナーのMarek Reichman氏は、「アストンマーチンの理念である『パワー・ビューティ・ソウル』はシグネットにも受け継がれています。シグネットでは『ビューティ』に特化し、3mのボディに美しさを閉じ込めました。レザーや金属の一部まで、すべてが間違いなくアストンマーチンです。そのロジックは他のモデルと全く同じなのです」と語った。

シグネットのベースとなっているのはトヨタ『iQ』だが、エクステリアでの共用部分はルーフとリアフェンダーのみで、他は新規デザイン、設計だということからも、その情熱は伝わる。

アストンマーチンらしさの象徴とも言えるフロントグリルは、フロントマスクのボリューム感と流れるラインを崩さないよう、ヘッドライト下のカーブに特に注意を払ったという。また、ヘッドライトを縁取り、Aピラーへと続くエッジもアストンマーチンらしさを演出するポイントとなっている。さらにフロントアンダーグリルを横一文字とし、サイドを押し出すことで、コンパクトカーながら接地感を高め、腰高感を払拭させた。

フェンダーにはおなじみのサイドストレイクを設置することで、サイドからでもアストンマーチン車であることを主張する。リアは最新のデザインアイコンである「コの字形」のLEDブレーキランプを採用するなど、ブランド特有のデザイン言語を備えたことで「圧倒的な存在感を示す」ものとした。

インテリアには、レザーやアルカンターラなど上質な素材をふんだんに使用。ハンドメイドによって作られるシートには手縫いのステッチも施される。使用されるレザーの量は、ラグジュアリーGTカー『DB9』とほぼ同じという力の入れようだ。

Marek Reichman氏は、「シグネットは都市向けのラグジュアリーカーです。コンパクトですが、決して小ささを感じさせません。誰がみてもアストンマーチンとわかる存在感があります。そしてドライバーは、渋滞の中にいてもアストンマーチンの世界をいつでも感じることができるのです」とアピールする。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
  3. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  4. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  5. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  6. 超小型EVのKGモーターズが研究開発拠点を新設…人材採用も強化
  7. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  8. [カーオーディオ・素朴な疑問]ツイーターはどこに付けると音が良い?
  9. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  10. メルセデスAMG G63 改良新型…パフォーマンス指向のデザイン[詳細写真]
ランキングをもっと見る