日野自動車が発表した2011年9月中間期の連結決算は、経常利益が前年同期比8.1%減の123億8900万円と小幅な減益となった。
国内売上げ台数は、小型トラック新型『デュトロ』投入効果もあって同23.7%増の1万6000台と好調だった。海外売上げはインドネシアをはじめとするアジアが好調で前年同期並みの3万8000台となった。日野ブランドのトラック・バスは同7.0%増の5万4000台となった。
また、トヨタ向けは『ランドクルーザープラド』が減少、同21.6%減の6万3000台となった。これらの結果、売上高は同5.0%減の5756億6800万円と減収となった。
営業利益は、減収や材料費の高騰、為替差損の影響で同9.2%減の149億1200万円となった。当期純利益は、東日本大震災による災害損失61億円を特別損失に計上、同89.8%減の5億9400万円となった。