ダイハツ伊奈社長「うちは体質的にまだ強くない」

自動車 ビジネス 企業動向
ダイハツ伊奈社長「うちは体質的にまだ強くない」
ダイハツ伊奈社長「うちは体質的にまだ強くない」 全 1 枚 拡大写真

ダイハツ工業は28日、2012年3月期第2四半期決算の発表を行った。その会見の席上、伊奈功一社長は「うちの改革はまだ緒についたばかり。体質的にはまだ強くない」と述べた。

ダイハツはこれまで生産や調達の改革を進め、その成果を新型軽自動車『ミライース』を盛り込んだ。同車は低燃費、低価格ということで人気を呼び、発売後1カ月で約4万台の受注を集めた。通期業績予想も営業利益を850億円から950億円に上方修正するほど。

しかし、急激な円高をはじめ、全自動車メーカーの軽自動車参入による国内市場の競争激化、急成長中のインドネシア市場への中国・韓国メーカーの本格参入など取り巻く環境は厳しい。そういうなかでダイハツが戦っていくにはまだまだ力不足というわけだ。

「さらなるコスト競争力と商品力強化が必要」と伊奈社長は強調し、経営の重要課題として、「イーステクノロジー」の他車種への早期展開、調達改革をはじめとする諸改革のさらなる推進による原価低減、現地ニーズに適応した商品開発の強化、インドネシアとマレーシア事業の一層の現地化をあげた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る