ホンダ インテグラ、最初はこちら[写真蔵]

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CBX400Fインテグラ(1982年7月)
CBX400Fインテグラ(1982年7月) 全 22 枚 拡大写真

ホンダは10月24日、新型二輪車『インテグラ』を発表した。「インテグラ」の名前は、ホンダではもともと二輪車のサブネームとして登場、エポックメーキングとなった名称だ。

1982年、ホンダは中型スポーツバイク『CBX400F』に、日本で初めてフェアリングを標準装備した「CBX400Fインテグラ」を追加し、7月1日に発売した。

●CBX400Fインテグラ(1982年7月)

CBX400Fインテグラに装備のフェアリングは、ホンダのロードレース活動で得た空気力学を積極的に取り入れて設計されたものだという。スクリーン部は、通常の乗車姿勢でも直接的にライダーが風の影響を受けにくいよう上端を立てて、走行中の風の流れをスムーズにライダー上方に流すアップ型を採用した。これとフェアリング本体により、長距離ツーリングや高速走行時の風圧から生じるライダーの疲労の軽減を図ることが出来、快適な走行を可能にした。

●CB750Fインテグラ(1982年8月)

つづいてホンダは、DOHC並列4気筒16バルブエンジンを搭載、大型スポーツバイク『CB750F』に、フェアリング標準装備の「CB750Fインテグラ」を追加した。

CB750Fインテグラに装備されたフェアリングの特長は、風の流れを上方に流すアップ型スクリーンと、足もとへの空気の流入を減らし風の流れを側方に効果的に移動させるレッグシールドとが一体となっていることだ。すでにアメリカやヨーロッパのユーザーから高い評価を得ているフェアリング付輸出モデルのノウハウを活かして設計されたという。

●CBX550Fインテグラ(1982年10月)

ホンダは、新設計DOHC16バルブ並列4気筒エンジン(572cc)を搭載し、フェアリングを標準装備した俊敏な走りの大型スポーツバイク『スーパースポーツCBX550Fインテグラ』を発売した。既存車種への追加ではなく、新型車への標準設定だ。

●VT250Fインテグラ(1983年6月)

ホンダは1982年6月の発売以来、軽二輪市場拡大の原動力となった『VT250F』にフルフェアリングを標準装備した「VT250Fインテグラ」を追加した。フェアリングをボディ側にマウントするとともに、メーター類をフェアリングに装着、これにより、ステアリング荷重を軽減した。

●MBX80インテグラ(1983年6月)

「インテグラ」シリーズを展開を続けるホンダは、水冷2サイクル79cc単気筒エンジンを搭載した、フルフェアリング装備のロードスポーツバイク『MBX80インテグラ』を発売した。

●VF400Fインテグラ(1984年1月)

ホンダは1982年12月の発売以来、最新テクノロジー導入のV型4気筒エンジン搭載で評価を得ていた『VF400F』にフルフェアリングを標準装備した「VF400Fインテグラ」を追加した。

国内外のロードレース活動で得た空気力学の技術を生かし設計された。フェアリングをボディ側にマウント、メーター類をフェアリング内に装着することにより、ステアリング慣性マスを軽減した。

●クイント・インテグラ(1985年2月)

ホンダは四輪車『クイント・インテグラ』を発売した。「スタイリング」「居住性」「走り」などクルマが持つ本来の機能を、ホンダの最新技術で高い水準にまとめあげた(統合=インテグレート)もの、とホンダは謳う。もともと5ドアで実用指向の『クイント』にたいし、3ドアのスペシャリティ仕様だった。これ以降、「インテグラ」は四輪車で地位を築いて行く。

●VT250特別仕様(1985年4月)

ホンダは『VT250』シリーズの販売累計10万台達成(1982年6月〜85年3月・本田技研工業調べ)と3年連続ベストセラー(82〜84年)などの販売記録をを記念して、特別仕様車「VT250Fインテグラ(ウイングスペシャルエディション)」と「VT250F(限定車)」の2タイプを発売した。「インテグラ」の名前を持つ二輪車では最後の新発売。

●インテグラ(2011年11月)

ホンダ、モーターサイクルの走りの楽しさにスクーターの快適性を融合した新型の二輪車『インテグラ』を欧州で発表した。

《高木啓》

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