スバル富士重吉永社長、円高対応「高付加価値、高操業を維持できるかが勝負」

自動車 ビジネス 企業動向
富士重工業・吉永泰之社長
富士重工業・吉永泰之社長 全 3 枚 拡大写真

富士重工業の吉永泰之社長は1日、歴史的な円高水準への対応について、『レガシィ』などの「付加価値の高い商品を、高い操業のままどこまで維持できるかが勝負」との考えを示した。吉永社長は同日開いた決算会見後、一部報道陣に対し語った。

吉永社長は「海外に工場が沢山あるわけじゃないので、海外に生産をどんどん移転させることはできない。基本的に考えていることはLCC(ローコストカントリー)からの調達を増やすとか、原価低減を進めるのはもちろん各社と同じようにやるが、そこが勝ち技になっているのではない」と説明。

「レガシィそのものが安い車ではないが、そういう車でなおかつインセンティブがほとんどついてない状態で買って頂いて、工場は全部フル操業で回っている。要するに付加価値の高い商品が高操業で生産が回っている。そこが一番のスバルの特徴だ」と強調した。

その上で「この円高でもなんとか上期に利益を確保できているということは、それをどこまで維持できるかが勝負になる」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る