トヨタホーム、家とクルマの連携を実現…スマートハウス専用住宅発売

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トヨタホームは、国内初となる家とクルマとのエネルギー連携を実現したスマートハウス専用住宅として「シンセ・アスイエ」を商品化し、11月19日から発売すると発表した。

新商品は、トヨタホーム独自のスマートハウス技術に、震災以降の家族回帰志向にあわせた生活提案を融合させた住宅で、スマートハウスの中枢となるHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)や太陽光発電、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車用(PHV)充電器などを標準搭載する。またスマートハウスとして初めて非常時給電システムを標準搭載する。

シンセ・アスイエは「エコミライの家」として地球環境に配慮した住まいづくりを進めるため、環境に配慮した家と、今後普及が見込まれるEV、PHVを連携、家もクルマもCO2排出量「ゼロ」を目指すスマートハウスとして開発した。

HEMSをはじめとした搭載機器は全てオリジナル技術で、トヨタグループの技術をフル活用した。家・クルマ・情報の中枢技術を全てグループ内でもつため、家とクルマがスムーズにつながる、としている。

スマートハウスとしての設備は、太陽光発電、オリジナルエコキュート、熱交換型換気システム「Pure24セントラル」などのエコアイテムに加え、HEMS、EV・PHV充電器、非常時給電システム、キーをかざすだけで施錠・開錠ができHEMSとも連携する電気錠「ラ・ロック」などを標準で搭載するほか、家庭用蓄電池などをオプションで用意する。

家中のエネルギーの使用状況は、HEMSの液晶モニターに分かりやすく表示される。太陽光発電の発電状況や蓄電池の蓄電レベル、部屋ごとの電力使用状況などが一目で確認でき、トイレの電気や書斎のエアコンの消し忘れを消すといった省エネ行動を促進する。

また、HEMSはエネルギーの効率的な使い方を最適にコントロールする。例えば、安い深夜電力で蓄電池に蓄えた電気を翌日の昼間に効率よく使う。電力のピークシフトによって昼間の電力負荷が高い時間帯の買電を抑制できる。

さらに、シンセ・アスイエは、クルマとのエネルギー連携が可能。過度の電力集中をさけるピークカット機能やタイマー充電といった「充電制御」を実現する。家の中にいながらHEMSによってガレージにあるEVやPHVの充電状況や走行可能距離を確認できる。HEMSからの遠隔操作で、エンジンをかけることなく、家の電力を使って冷房をオンにすることなども可能だ。

《レスポンス編集部》

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