二輪関係者も対象へ「実状調査する」…自動車関係功労者大臣表彰

自動車 社会 行政

バス、タクシーなどプロドライバーや整備業者など自動車関係従事者の功労者表彰が10月28日、国土交通省で行われた。大臣表彰で二輪車関係者が対象となった例は、過去一人もない。

この表彰は、地方運輸局長からの表彰を受けた人を対象とする。整備団体、運輸団体からの推薦をもとに、55歳以上で長年自動車関係事業に従事した人が選ばれる。自動車関係功労者大臣表彰は1960年から始まり、毎年200人ほどが対象となってきた。

2011年は、バス関係の代表取締役1人と運転者19人、タクシー関係の代表取締役14人と個人タクシーを含む運転者31人、貨物運送関係の業界団体役員と代表取締役45人とその運転者17人、通運会社代表取締役2人、自動車整備業代表者と整備者57人、自動車販売会社の代表取締役9人、そのほかレンタカー会社や車両陸送会社など関連団体で4人が表彰された。表彰者のうち最年少は55歳、最高齢は81歳だった。

二輪車の国内販売店は1万店以上。各運輸局などに届出された乗用・商用車を含めた車両登録台数は全国約7000万台、そのうち二輪車は1300万台の登録がある。

表彰は関係団体を通じて同省に推薦される仕組み。推薦団体は四輪車の整備事業者団体とタクシーとトラックの運輸事業者団体だけで、二輪車の関係する団体を人事課は把握していない。同省官房人事課は「推薦がなかった」と話す。

「どういう経緯で四輪車だけの表彰となっていたのか、二輪車関係者の表彰をするためにはどういうルートがあるのか。実状を調査する」(同人事課)とした。

《中島みなみ》

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