フォルクスワーゲングループは8日、2011年1〜10月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループの総販売台数(商用車を除く)は、過去最高の約424万台。前年同期に対して、12.1%増と伸びた。
フォルクスワーゲンの乗用車部門の市場別販売は、欧州が前年同期比9.9%増の144万台。このうち、地元ドイツが9.9%増の49万8400台と牽引する。ロシアは100.4%増の9万1000台と大躍進だ。
また、北米は前年同期比22.2%増の40万4900台をセールス。このうち米国は、新型『パサート』と『ジェッタ』の好調により23.8%増の26万3500台を売り上げた。中国(香港を含む)は、11%増の145万台。南米は前年同期比4.7%増で、とくにアルゼンチンが30%増の12万6700台と伸びた。
10月単月の世界販売は、前年同月比10.4%増の43万0800台。フォルクスワーゲングループのクリスチャン・クリングラー販売担当取締役は、「販売は引き続き好調。しかし、世界市場の動向を注視する必要がある」とコメントしている。