石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は10日、南アフリカ共和国で、プラチナムグループメタルズ社と共同で実施していたボーリング調査の結果、高品位の白金族金属の鉱化を捕捉したと発表した。
調査地域であるウォーターバーグは、南アフリカの白金族金属鉱山地帯の北端部に位置し、地表に鉱徴が見られないため、これまで積極的な調査が行われていない地域だった。
白金族金属は、主に自動車の排気ガスを浄化する触媒に使用されるレアメタル。その他にも、電気・電子工業用に用いられており、今後は燃料電池の電極用としての需要が期待されている。